初めと終わりの朝顔

 今年の朝顔はなかなか咲かなくて、やっと咲いたのは9月13日でした。そして、その後いっぱい咲いて、10月28日の朝顔がどうも最後のようです。とうとうつぼみがみあたらなくなりました。

なかなか咲かない朝顔にあせった昔の思い出を先月の「ママちゃん先生の診察室から」に書きました。


やっと咲いた!

今年植えた朝顔が913日にやっと1輪咲いた。

夏の間、青々とした葉を伸ばし続けネットを覆うようにきれいなグリーンカーテンを作っているのに、全く花が咲かなかった。こぼれ種が芽吹いたのであろう公園のフェンスで咲いている朝顔がうらやましかった。

そこで思い出したのが8年前長女の植えた朝顔だった。長女は小さいころなんでも人よりすることが遅くて、わたしはいつも早く早くと急かしていた。1年生の夏休みの宿題は、朝顔を観察して花の数を記録することだった。でも、葉が茂るばかりで、花は全く咲かない。肥料を与えたり置き場所をかえたり考えられることはすべてした。けれども、夏の終わりまでに数輪しか花をつけず、観察記録は0,0,0の行進。観察をなまけたと思われるのではないかとわたしは焦った。

2学期が始まってから20輪以上花を咲かせた日の朝に鉢の前で撮った、前歯のない長女の満面の笑顔の写真が残っている。

何も心配することなかったのだ。時期がきたら、一気に花を咲かす。ただ待っていればよかったのだ。朝顔もこどもの成長も。このことで、わたしは「ただ待つ」ということの大切さを知った。

今年の朝顔はその時の気持ちを思い出させてくれたので、花が咲くまでのんびり待っていた。初めて咲いた日から、毎日次々と大輪の花をつけている。そして長女の身長はわたしより大きくなり、とても頼もしい存在になった。

      

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