毎日、コロナウイルスの話題ばかりで心が晴れない。コロナ疲れという言葉もでてきた。いろいろな活動の自粛が1か月以上も続き、緊張感をもって感染予防に努めるのにも少し疲れてきたと思っている人も多いだろう。それでも、志村けんさんの訃報を聞いて、コロナウイルスの怖さを身近に感じ、改めて気持ちを引き締めている人も多いに違いない。
感染症の専門家たちのおおむねの意見として、コロナウイルスとの戦いは長期戦になる。「終息するという」ということはつまり、治療薬とワクチンが開発されてそれが世界中にいきわたる、もしくは全世界の約70%の人が感染して新型コロナウイルスへの抵抗力(免疫)を獲得するということなのだ。つまり、来月や再来月の話ではない。今、治療薬やワクチンの開発は急ピッチで進められている。でも、実用化はまだまだだ。それまでは重症な人が適切な治療を受けられるように、つまり感染爆発をして重症者が急増することで医療崩壊がおこらないように、「感染のピークをなだらかにする」ことが肝心なのだ。
そのために、わたしたちが出来ることが「3密(密閉、密集、密接)を避けること」そして「自分が誰かにうつさないように」と考えながら行動することだ。
ぎすぎすした毎日だからこそ、春の訪れに心を弾ませ小さな喜びを見つけたい。