インフルエンザの流行に備えて

 インフルエンザのワクチン接種が本格化しています。12歳以上は1回。6か月以上12歳未満は2回接種しないといけません。大人はコロナワクチンの4回目や5回目との間隔、こどもは滞っていた日本脳炎ワクチンやその他のワクチンとの兼ね合いで、病院通いに忙しい秋シーズンになるかもしれません。

 2017-2018年、2018年ー2019年のシーズンには、それぞれ約190万人の人がインフルエンザにかかりました。そこから3年間。コロナが流行しだしてから、インフルエンザの流行は抑えられています。その要因としてはマスクと手洗いの徹底、外出を控えるというコロナ対策が功を奏したといわれています。ただ、今年こそ流行するのではないかと懸念されています。それは水際対策が緩和され、外国人旅行者が増えてくること。身の回りでもそろそろいろいろな行事が再開され人が集まりやすい状況になっていること。そして、今までインフルエンザに罹ったことのない人が増えてきていること、などが理由として挙げられます。

また、9月26日からコロナに関する対応も大きく変わり、65歳以下の重症化リスクの小さい人はコロナに感染したか自分でキットをつかって診断し、自分で届け出をだすようになりました。つまり、今までは熱がでたらあとは国と病院があれこれやってくれていましたが、これからは自分で考えて行動しないといけないのです。                                                でも、考えてみてください。熱がでて、のどが痛くて頭が痛い、コロナによるつらさが軽くなったわけではないのです。

さらに、インフルエンザが流行りだしたら、まずコロナでないことを自分でキットを使って証明してから病院を受診しましょうと国は推奨しています。                            本当に?熱がでてしんどくて、コロナかも?インフルエンザかも?と不安になっているというのに今までよりさらに病院に行くことが困難になるかもしれないのです。

なので、熱を出す状況を少しでも減らすことが大切です。その一つとして「インフルエンザワクチンを接種しておく」のをお勧めしています。

今年の冬を健康に安全に乗り切りたいですね。