アワブーム

 アワブームって一体・・・?マイブームの複数形です。

次女の誕生日に地球儀をもらいました。

我が家には、私が小学生だったころの地球儀があります。ソビエト連邦がデーンと大きな面積をしめるその地球儀は、地震が来たら危ない!というようなたんすの上の高い位置でほこりをかぶっています。一方、メルカトル図法の地図は存外活躍中です。お風呂の壁とベッドの横に張っていて、ぬくもりながら、そして寝る前のほっと一息する時間に、世界地図をぼーっと眺めるのがわたしの楽しみの一つなのです。

思い起こせば大学のアパートにも高校の地図帳を持っていきました。そして、夜中に友達と、地図帳をパッと開いて指し示した場所について何か話すという遊びをよくしていました。もちろん行ったこともないし、知らない地名のほうが多いです。その頃はまだインターネットもスマホもないからその場で調べようもなく、その地に住むある家族の朝ごはんとか、その土地ではやっている奇病とかについてさも知っているかのようにうそ話を流ちょうに話すというごっこ遊びです。

我が家に新しい地球儀がきて、まずわたしが夢中になりました。メルカトル図法の地図ではすぐに忘れちゃう、アフリカ大陸って本当に大きい!ということも改めて認識。そして、わたしの持っている地球儀と比べて国がいっぱい増えている。ウクライナも、南スーダンもわたしの地球儀にはありません。そして、カーボベルデ、昔からある!ごめん知らなかった。などなど。

せっかくなので、地球儀はリビングの特等席に置きました。そして、昔した遊びの令和版。地球儀をぐるぐるまわして、ピッと指示した場所について何か話す。うそ話で大笑いしていたのもとてもいい思い出ではありますが、今はなんでもすぐに調べられる時代。せっかくだからgoogleに大活躍してもらっています。

例えば、チャド湖。アフリカのチャド、ニジェール、ナイジェリア、カメルーンにまたがる広くて浅い湖は地球温暖化で急速な縮小に見舞われています。バルカン半島:ヨーロッパの火薬庫。アリューシャン列島:アメリカの領土など。

わたしが楽しくて始めたのですが、今は子どもたちに今日の地球儀は?と言われます。お題を出されて、わたしが調べる。これが我が家のアワブーム。