さだまさしのまごでし

 去年の誕生日とてもビッグイベントがありました。                            あこがれの方、さだまさしさんとお会いしたのです。                                                                       

 わたしはAMDA兵庫というNGO団体に所属しています。この団体は、災害時に医療を提供すること、阪神大震災をきっかけに設立したネパールこども病院を支援すること、災害に備えて防災教育をすることの3つを柱として活動しています。                                         

 わたしがAMDA兵庫に入ったきっかけはさださんでした。                                           わたしはもともと、さださんの作った風に立つライオン基金の医療団「風の団」に所属しています。そこのミーティングでAMDA兵庫の理事長に出会い、その理事長である江口先生の書かれた本を読んで感銘をうけ、江口先生に会いに行き、ついうっかり会ったその日に江口先生の弟子にしていただいてしまったのでした。                                     

さらに、風に立つライオン基金つながりで、コロナ患者さんの往診をする医療者集団KISA2隊にも所属し、2021年後半から2023年3月末までコロナ診療に勤しんでいました。                     

 そんな中、たまたまわたしの誕生日である7月14日に大阪のフェスティバルホールでさださんのコンサートが開催されることになり、わたしもAMDA兵庫の代表として江口先生とともに楽屋にお邪魔させていただいたのでした。コロナの第7波が始まりだした7月。厳戒態勢とはまさにこのことと思われる緊張感と警戒の中、さださんにお会いしたのです。                                         

 江口先生が「自分はボランティアに関してさださんの弟子です。なので、うい先生はさださんの孫弟子です。どうぞお見知りおきを」と紹介してくださいました。                  

 そしてさださんに日々の活動や診療をねぎらっていただき、お誕生日プレゼントとしてTシャツにサインをしていただいたのでした。                         

 その後、活動報告をしにきていたKISA2隊のメンバーと合流して、コロナ対策万全のコンサートを楽しみました。                                                       

 あれから1年すぎ、コロナは5類感染症になりました。マスクをはずす人も徐々に増えてきたし、観光地もにぎわっています。                                            まだ去年のことなのに、いろいろなことをずいぶん前のことのように感じながら、ひさしぶりに写真を眺めて思い出したのでした。 

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