こどもだって疲れている!

 

つい最近まで暑さ対策をしていたのに、今は朝晩「寒い」という言葉が口をついてでるほどになりました。こんな風に暑くもなく寒くもない良い時期は、あっという間に過ぎてしまうのでしょう。

 9月後半頃から夏の疲れがじわじわと出てきます。毎年「なんとなく体がだるい、何もする気がおきない」という訴えを多く聞きます。「みんなそうですよ。夏の疲れが出てくる時期だからしっかり体を休めましょう」と話をして、10月にお会いすると生き生き元気になっている方が多いです。いろいろおいしい食べ物が出回るし、気候がよいので過ごしやすいから。そして、朝夕と昼間の寒暖差に徐々に体を慣らしながら冬に向かっていきます。

 今年はずっと暑くて、夏の疲れが長引いているさなかに急に朝夕冷えるようになってきています。でもまだ昼間は気温が高い。寒暖差が大きいと体調を調節する自律神経が疲れて、だるさや体調不良を起こしやすいです。

 大人だけではなく、元気印のこどもだってこのような気温や気象による影響を受けて体調を崩している子が多いし、インフルエンザで学級閉鎖の学校も多いです。

 特に8月末の暑い時期に学校が始まり、学校や学年によってはテストや運動会、修学旅行など行事が目白押しの2学期。放課後も習い事で忙しい子も多いので、今の季節、幼稚園児から高校生までみんな疲れています。我が家にも5年生と中学1年生の娘たちがいて、毎日疲れた~疲れた~と言っています。「若いんだから体力は無尽蔵」というわけにはいかないのです。体や心を緩める時間はこどもにもとても大切。でもゆっくりしすぎて夜更かしは厳禁。それにしっかり睡眠をとることは大切だけど、「休日の寝だめ」と称して朝寝坊が過ぎるのも自律神経を健やかに保つ観点ではあまりお勧めしません。休日前こそ早く寝るように心がけて、朝はいつもと同じ時間に起きることが理想です。なんていいつつ、うちの子たちできてないけど。