朝焼け

 先日の通勤・通学時間のことです。7時過ぎに東の空から明るくなってきて「日の出が一番遅い頃だもんね。わたしたちより遅起きだね」などと話をしていました。                          しばらくして、 家や木々が朝焼けに染まりあたりはピンク色に包まれました。                    「夕焼けにくらべて、朝焼けはなんだか初々しい感じがするね。夕焼けは、どうだ!俺さまの今日の最後の光をくれてやる~って感じ。」と次女。

 言いえて妙。次女もこんな表現をするようになったのだなあと感心してしまいました。確かに、朝焼けと夕焼けは、ピンク色とオレンジ色で色味も違う感じがするし、主張度が違う気がする。

 話は少し前にさかのぼります。                                                       ベテランの先生方が、自分たちが試行錯誤し築き上げてきた手技や治療を振り返り若手に伝えるというような趣旨の研究会の講演があり、わたしは若手でもベテランでもないけれど聴講していました。最後に、若手へのエールとして、日の出の写真がたくさん出てきて「今あなたたちはこんな感じ、勢いがあります。どんどんわたしたちを追い抜いて活躍してください」とおっしゃったあと「実は・・・半分は日の入りの写真でした!わからなかったでしょう?!私を含むベテランの先生方、我々もまだまだ頑張りましょう!」と話を締めておられました。

 本当にどの写真もお日さまはキラキラしてエネルギッシュで、日の出か日の入りか区別がつかなかった!

 日の出のちょっと後、日の入りのちょっと前、一日のほんの少しの時間だけ見せてくれるお日さまの光。今日は何かいい事ありそうと思わせてくれる、次女との朝の一コマでした。